Treasures of the Fujita Museum: The Japanese Conception of Beauty |
藤田美術館の至宝 |
国宝 曜変天目茶碗と日本の美展 |
東洋・日本美術の選りすぐりの名品119件を一堂に公開 |
明治の実業家・藤田傳三郎氏(1841~1912) は、明治維新後、廃仏毀釈によって仏教美術品が失われる危機を憂慮し、仏像や仏画などの文化財保護に尽力しました。
また、茶の湯を趣味とする数寄者であった氏は、茶道具に対しても卓抜な鑑識眼をもち、「交趾大亀香合」 をはじめ、稀代の逸品を収集しました。 |
幕末の天保12年(1841)、藤田傳三郎は長州萩(現・山口県萩市) の造り酒屋に生まれました。 当時の萩といえば、吉田松陰や高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)
ら幕末の志士たちを送り出した地として知られ、傳三郎も20代後半にこの町で明治維新を迎えました。 |
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'2015 8/4 プレス内覧会の会場風景です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展 |
紫式部 が見た、 道長 の栄華。
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「展示構成」 |
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「展示構成」 |
第1章 傳三郎と廃仏毀釈 |
第2章 国風文化へのまなざし |
第3章 傳三郎と数寄文化 |
第4章 茶道具収集への情熱 |
公益財団法人 藤田美術館大阪市都島区網島町 10-32 TEL: 06-6351-0582 |
JR大阪城北詰駅を降りてすぐ、滔々と流れる大川 (旧淀川) の畔に、風雅な庭園が広がっています。 緑濃い樹々、築山、池、水の流れ……ひと巡りするうち心が落ち着き解放されるような空間は、明治時代の実業家
(旧男爵) ・藤田傳三郎(1841~1912) の御屋敷の一部で、現在は 「藤田邸跡公園」 として大阪市民の憩いの場となっています。 網島町は、かって近松門左衛門の人形浄瑠璃 「心中 天網島」 の舞台となった。 |
藤田美術館は明治時代に活躍した実業家・藤田傳三郎と長男・平太郎、次男・徳次郎が、明治から大正時代に収集した東洋美術を保存、展示しています。
藤田家の 「かかる国の宝は一個人の私有物として秘蔵するにあらず、広く世に公開し、同好の友とよろこびを分かち、またその道の研究の資料にせまほしく」
との願いから、社会文化の向上発展に寄与する目的で昭和29年(1954) に開館しました。 現在は国宝9件、重要文化財52件を含む、2,111件の美術品を収蔵しています。 |
お問合せTel:03-3479-8600 |
参考資料:NEWS RELEASE No.sma0011、Newsletter vol.256、「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」図録、他 |
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